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ティーガーⅠ後期型(タミヤ)その1 [ジオラマ]

いよいよやってまいりました、ティーガーⅠ後期型(タミヤ)製作記。

早速車体を箱組みしていきます。
先日まで作っていたアンイージーエイトとは打って変って、わずか数分で全体の形が見えてきました。
あ、もちろん作業工程の順番が違うというのもあるんですけどね。
それでも20年前のキットながらピタリと合うあたりはさすがタミヤだなあ!と思いました。

今回のティーガーⅠ製作にあたって、自身の最大のポイントが「ローラーによるツィメリットコーティング」です。
そもそも「ツィメリットコーティングとはなんぞ?」という方は下記リンク(困ったときのWikipedia)をご覧ください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0

さてツィメリットですが、現物の写真がありますので二枚ほどご紹介します。
※二枚ともドイツのムンスター戦車博物館で撮影したものです

シュトゥルムティーガー
P1050124.JPG

パンター戦車(G型?)
P1050035.JPG

以下個人的見解。
まずなによりもです。
コーティングの線が曲がっていることなど当たり前。
「とりあえず塗れればいいや」という作業風景が目に浮かびます。
まあそりゃそうですよね、あくまで兵器なんですから実用性重視なんでしょう。
つまり模型でも多少線が曲がってしまったとしてもそれはむしろリアルなのであって・・・おっといい口実を見つけてしまった(・∀・)

それからよく戦場写真ではコーティングがポロポロと剥がれてしまった車輌が写っていますが、私自身がコーティング面に触った感想は「これはそうそう簡単には剥がれないぞ」というものでした。
ちょっとだけ爪で擦ってみたりもしましたが(コラ)、まるでアスファルトのようにベッタリと装甲に張り付いていたんですね。
なので兵士の乗り降りや車体の振動などだけでは戦場写真の状態になるまで剥離するとは考えにくく、それこそ被弾や激突でもしない限りあのようにはならないでしょう。
その辺を頭に入れつつ、まあ所詮模型なのでリアルにも限界がありますが、自己満足というかね、こういう考証も面白いかなと思って書いてみました。
とはいえ、博物館にあるものは経年変化やレストアされている可能性もあるので断言はできませんけどね。


さて模型の話に戻ります。
今回コーティングで使うのはいつものポリパテ+ブレードではなく、

ウエーブのミリプットエポキシパテ
P1110544.JPG

モデルカステンのコーティーングローラー
P1110545.JPG

です。
以前タミヤのエポパテでやろうとしたらものの見事に失敗し、色々と調べたらウエーブのがいいという情報が多かったので今回初めて使ってみます。
本当はもうワンランク上のがいいらしいんですが、店にこれしかなかったので断念。
それにしてもさくらやのシールが哀愁を漂わせていますねぇ(笑。

試しにプラ板でやってみます。
まずはパテ練り練り・・・
P1110546.JPG

水をつけながら薄く延ばしていきます。
1mmくらいがいいらしいんですがかなり凸凹になってしまいます。
うぬぬ、修行が足りぬ。
それができたら、同じく水を着けたローラーをコロコロ・・・
だがこれは楽しいぞ!!
P1110547.JPG

練習ができたらいよいよ本番!
もっと練習してからやろうかな、とも思いましたが模型は失敗してナンボの世界なので(勝手な持論)作業を進めちゃいます。
とはいえチキンな私のことなのであまり目立たなそうなところから始めます。

選んだのは車体前方下部。
ってよく考えたら一番目立ちそうですが・・・ええい、時既に遅しー(笑。
前回と同じようにパテを伸ばしていきます。
P1110549.JPG

そしてパターンを刻む!
P1110550.JPG

とりあえず一度やってみての感想・反省点ですが、
・水をつけすぎない!(パテが軟化してパターンが綺麗に刻めない)
・パテは気持ち厚めに伸ばす!(薄すぎるとパターンがカスレてしまう)
・ローラーは強く押し付けない!(パテが引っ張られて剥がれてしまう)
・ローラーは二度がけしない!(パターンが破断することがしばしば)
・ローラーは正しい向きに転がす!(余所見をしているとパターンが曲がります)

とまあざっとこんな感じでしょうか。
これだけ教訓が出るということは・・・そう!一度目は完全に失敗しました(笑!
なので写真は二度目です。
まあこんなこともありますよねー。

というわけで今回はここまでです。
コーティングは一面ずつ施していくので思ったより時間がかかりそうですねぇ。


東武コン締め切りまであと59日
タグ:模型 AFV 戦車
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コメント 6

jena07747

>musemistyさん
niceありがとうございます!
by jena07747 (2010-05-27 12:29) 

まる

以前私も<エポパテ>では、失敗かましました~(笑)
硬化剤の分量間違えたのか、一向に固まらなかった~!
コーティング練習台キットは、旧ヴィルベルで~す。

<ポリパテ>は色々試しましたが、私はタミヤ製品。
クレオスの高密度(軽量タイプは、ボソっている)も捨て難い。
使えそうなのが、家庭用の<木工パテ>・・・試して無いけど。
量が多いので、費用対効果は有りそうだけど?

さてこちらは濃い内容なので、こっちで質問。
冬季迷彩された事、有りますか?<白部分>は、どの材料で塗装しましたか?

<追伸>
東武モデコン、悩んでいます。
行くなら<イタレリ>の放置品で考えていますが、塗装作業がまだ完全に出来ないからな~(泣)
by まる (2010-05-27 21:51) 

jena07747

>まるさん
エポパテは分量を間違えてしまうと悲惨ですよね(汗。
自分も昔同じような失敗をしたことがありますよ。

ポリパテは確かに使いやすいんですよねぇ。
ただやはりあの強烈なニオイと使用後の処理が大変なのが最大のネックで・・・。
木工パテは使ったことが無いので機会があったら今度試してみます。

<白部分>は、どの材料で塗装しましたか?>(大人の事情で写真はUPしていませんが)最新のジオラマではタミヤアクリルの上にハンブロールの白を使って塗装しました。
ただし今回は筆塗りだったのでハンドピースで吹くとなると話はまた変わってくるかもしれません。
とはいえヨーロッパのモデラーの方々はハンブロールを普通にハンドピースで吹くようですし、試してみる価値はありそうですよね。

東武コン>塗装ができないのは痛手ですね(汗。
それでもとりあえず組み立てまで完成させておけば締め切りまでには完成できる可能性も充分にあると思いますよ!!
by jena07747 (2010-05-28 00:39) 

Dora

どうもです、Doraです。
遅くなりましたがSHSお疲れ様でした&ブログ開設おめでとうございます!
またお会い出来る機会を楽しみにしております(^^;;
これからもちょくちょく覗きにくるので今後とも宜しく願います。
by Dora (2010-05-28 16:11) 

jena07747

>Doraさん
お返事が遅くなってしまって申し訳ありません!
DoraさんもSHSお疲れ様でした。
ヴェッフェントレーガー軍団、なかなかの見応えでしたよ。
次回は東京AFVの会でしょうか(・∀・)
ブログはゆっくりとではありますが更新していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

by jena07747 (2010-05-29 22:43) 

名無しのよっっちん

パンターの防盾の凸凹した塗装に見えるのはツィンメリットコーティングといいドイツ軍が使用していた吸着地雷を連合国が使用した時に備えての防御措置。 たとえ敗戦5秒前でもそこまでひどい塗装などしない。スプレー塗装でここまで凸凹にするには数両分の塗料が無駄になる
by 名無しのよっっちん (2012-05-21 14:16) 

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